退職した割に忙しい父と母と鰻を食べに行ってきた。 Chikugo River 筑後川  筑後川添いで育ったので、この景色が自分の故郷の風景。   富松鰻屋 セイロ蒸し。九州ではひつまぶしはあまり食べません。 鰻屋と言えば、富松鰻屋。2...

退職した割に忙しい父と母と鰻を食べに行ってきた。

Chikugo River 筑後川 
筑後川添いで育ったので、この景色が自分の故郷の風景。 


富松鰻屋

セイロ蒸し。九州ではひつまぶしはあまり食べません。

鰻屋と言えば、富松鰻屋。2年前に来た時は少し味が落ちたかな?と思ったけれど、今回は平日で混んでなかったからか、満足の味だった。

父と母の会話がおもしろくて、常に笑う。子供の知らないところではきっといろいろあった約40年だったのだろうけれど、今でも二人でクスクスつまらないことで笑ってる二人を見ると、安心する。夫婦仲がいいということは、子供にとってはどれだけでも大切なことだなと今でも思う。

鰻に集中しすぎて会話の内容はほとんど忘れてしまったけれど、父が20代の頃、船に乗ってフィリピン、香港、それから沖縄に旅行に行った時のことを話していた。「沖縄はあの頃、まだ外国だった」という言葉が印象に残っている。父が見た40年前の風景はどんな風だったんだろう。自分の今見ている風景は40年後どういう風に見えるのだろう、そんなことをぼんやりと思った。

Yame tea leafs / 八女茶
 ついでに、八女茶を仕入れに。ドイツのお水でお茶がおいしくなる方法があれば教えて欲しい。でもケトルではなく、やかんでお湯をきちんと沸かした方がお茶はおいしい気がする。ベルリンでは常にケトルを使っている。そういうひと手間を惜しまない余裕のある人になりたいものだ。

ちなみに日本のお水で髪を洗ったら、一発でサラサラに。カルキ問題はやはり深刻だと思い知る・・・。 

Full of Manga world!

ブックオフに寄り道。所狭しと並んだこの漫画の数々よ・・・。圧巻。

日本に帰ってきて早4日。1日目の羽田空港は新鮮だったけれど、ものの4日で完全に日本に慣れる。ここにいると、ヨーロッパなんて、ドイツなんて、ベルリンなんて本当に遠いところに思える。シンガポールから帰ってきた時も、去年帰ってきた時もこういう風に思ったことがなかったから自分の新しい感情に驚く。

さぁ寝なくては。まだベルリンは午後4時。やっぱり、遠いところなんだな。

27th of Oct,Keya Fukuoka, Japan When I was still in Japan, I used to go to that beach very oftenly when summers came. The sky was very ...

27th of Oct,Keya Fukuoka, Japan

When I was still in Japan, I used to go to that beach very oftenly when summers came. The sky was very clear blue and the ocean looked very calm. I loved to see sunrise from there.  I  was young, passionated and hopefull back then. 

It  was so windy and it made waves crashed after heavy rain when I went there today  few years later since I left japan. It was not same as that I loved before.  
I knew that it was just wrong day to go there but I also knew that nothing was same as before.

However I was happy to be there in spite of the fact that you were not beside me any more. It is just because that I  love that place if it comes rain or shine. Now I  finally realized that I don't need to feel that I do not have home to come back any more.

 Here I am, home sweet home.

まだ日本にいた頃、夏になるとこのビーチによく行ってた。空はとても青くて、海はとても穏やかだった。私はここから朝日を見るのが好きだった。私はまだ若くて、情熱があって、あの頃自分にはまだまだ未来しか見えなかった。  

数年ぶりに見たその海は、雨の後で荒れていて、私が好きだった風景はそこにはなかった。行く日を間違えた、それだけのことだと知っていたけれど、同時に以前と同じではないということもわかっていた。

それでもここに来れてよかった。私はこの景色が好きだったから。雨が降っていても、晴れていたとしても。 

もう私には帰るところがなくなった、と思うことはやめよう。

帰ってきたよ、home sweet home.





「女性は髪が命」と昔から言うけれど、私もその中の一人。 自分の体のパーツで自慢できるものが2つあって、それは健康な髪と歯!虫歯がないわけではないけれど、小さい頃に虫歯になったっきり20年ほどは虫歯で歯医者のお世話になった記憶がない(親不知とかメンテナンスには通っている)。 ...

「女性は髪が命」と昔から言うけれど、私もその中の一人。

自分の体のパーツで自慢できるものが2つあって、それは健康な髪と歯!虫歯がないわけではないけれど、小さい頃に虫歯になったっきり20年ほどは虫歯で歯医者のお世話になった記憶がない(親不知とかメンテナンスには通っている)。

そして今回のテーマ、『髪問題』。とにかく「髪は自分のアイデンティティ」と言えるくらい大事にしてきたもの、それが髪の毛。とにかく健康毛で、「髪綺麗だね~♥」とよく言われてた。なぜ過去形かと言うと・・・

ベルリンのお水には大量のカルキが含まれていて、ひたすら髪に悪いから。

プールに入った後、髪がパサパサギシギシになってたことがないだろうか。まさに、それ。

私の健康毛を持ってしても髪が荒れるのに皆どうやってこのカルキ地獄を生き抜いているんだろう。ちなみに私は胸を超すくらいのロング。バサバサ、ゴワゴワ、枝毛ばっかり。私の髪にこんなことがあっていい筈がない・・・!と速攻性の効果があり、経済的でとにかく簡単なケアを書いてみる。

【洗髪前】
・シャンプーの前は必ず髪を梳く 
 - これで髪の汚れの大半が落ちて、シャンプーをする際にダメージを減らす。 

・ココナッツオイルでヘアパックする
 - ココナッツオイルをポマード並にべとべと髪に塗って一時間程放置。
   そして洗い流すだけでゴワゴワが解消!

【洗髪中】
・ とにかくごしごし力任せに洗わない
・ コンディショナーをする前に一度髪の水気を取り、若干乾いた状態でコンディショナーを塗ると浸透力が違う。


【洗髪後】
・ 髪をごしごし拭かない!基本的には髪をパンパンと叩いて水分を拭き取る
・ ドライヤーをかける前まで頭にタオルを巻く。
・ 髪から15センチほど離してドライヤーをかける

以上ひと手間だけれども、やるとのやらないのでは全然違う。

以下はドイツでも日本で買えるトリートメント剤です。

ドイツが誇るWELEDA社のヘアオイル。

50mL  2,000円+税 (ドイツ国内 / 9.95 EUR )

頭皮の乾燥にも効果あり。枝毛にお悩みの方は是非!

日本人には椿オイル。
髪にも肌にもよし♥

40mL  1,100円+税

小さい時祖母がよく私の髪に塗ってくれていた。昔は臭かったけれど、今は無香料!素晴らしい。

モロッコの至宝、その名もモロカンオイル

 
100 mL
ドライヤーで乾かす前に髪に塗るタイプのトリートメント。私は今これに落ち着いている。
正式値段がわからなかったけれど、ネットだと日本円でだいたい5000円くらい、ドイツでも50EURで買えるかと(ドイツの方が高い)。

Rome is not built in a day (ローマは一日にしてならず)、美髪も一日にしてならず!

にほんブログ村  

先日、毎年この時期になるとベルリン市内で行われるFestival of Lightsというイベントに行ってきた。イベントと言っても、大聖堂やらブランデンブルグ門にライトを当てて光のイリュージョンを楽しむ・・・・。本当にそれだけの話なのだけれど、大聖堂の前は意外にも人だかり。 ...

先日、毎年この時期になるとベルリン市内で行われるFestival of Lightsというイベントに行ってきた。イベントと言っても、大聖堂やらブランデンブルグ門にライトを当てて光のイリュージョンを楽しむ・・・・。本当にそれだけの話なのだけれど、大聖堂の前は意外にも人だかり。

これが日本だったらこれに乗じて屋台だの音楽イベントだのやってしまうのだろうけど、ここはベルリン。敢えて光だけで勝負。勝負に出た光のハーモニーたちは以下の通り。 




毎年お世辞にもセンスが良いとは言えないこのフェスティバル、今年もドイツテイストがよく出ていた(失礼極まりない、ごめんなさい)。

一枚目のハートマークが大聖堂へ映し出された時、私は“うわ、ダサい”と思ってしまったけれど、会場がどよめいたことに吹き出す。皆、ダサいと思っていたのか、それともかわいい!というどよめきだったのか私には判断がつかず。この垢抜けなさが、やっぱりロンドンとかパリとか東京とは違うところ。それはベルリンの良さに等しくもある。たまにうんざりするけれど。

そんなダサくて、愛しい、私の街・ベルリン!
にほんブログ村

ベルリンは先日からずっと雨が降っている。日本のように一日中ずっと雨が続くということは珍しい。天気予報を見てみれば、今週はずっと天気が悪いらしい。ベルリンの冬が来る。寒くて、灰色で、鬱々とした冬が。そう考えるだけで憂鬱になれるほど、北国の冬は寒い。  昨夜も一...




ベルリンは先日からずっと雨が降っている。日本のように一日中ずっと雨が続くということは珍しい。天気予報を見てみれば、今週はずっと天気が悪いらしい。ベルリンの冬が来る。寒くて、灰色で、鬱々とした冬が。そう考えるだけで憂鬱になれるほど、北国の冬は寒い。 

昨夜も一日中雨が続いていた。部屋の中に籠ってしまった熱気を逃がそうと窓を開けると、雨の香りと冬の香りが夜気に紛れて入ってきた。スプレー川沿いの歩道を人がまばらに歩いていた。いつもは寒さに不平ばかり言っているくせに、私はベルリンの冬の匂いがとても好きだと思った。 

ベルリンの鬱々とした灰色の空を憎みながらも、寒くなればなるほどベルリンが美しくなることも私は知っている。ただその姿は美しいけれど、悲しい。寒さで張りつめた空気の中に佇むベルリンは、息が詰まるような美しさなのだ。

途方に暮れるような負の歴史を背負った都市だからなのか、それともそれを悲しいと思う私が悲しいのか。

きっとそのどちらもなのだろう。もしそのいずれかがなかったとしたら。

私は今違う空の下にいた気がするのだ。
にほんブログ村

私の太陽と 数日前10月14日で、私の実家に犬が来て6年が経ちました。2009年の8月14日に11年飼っていた愛犬・ココアが天国に召され、そのちょうど2か月後にうちに舞い降りた天使が写真の仔犬です。ココアを失って果てしなく暗かった我が家にとって彼の存在はまるで太陽の光...


私の太陽と

数日前10月14日で、私の実家に犬が来て6年が経ちました。2009年の8月14日に11年飼っていた愛犬・ココアが天国に召され、そのちょうど2か月後にうちに舞い降りた天使が写真の仔犬です。ココアを失って果てしなく暗かった我が家にとって彼の存在はまるで太陽の光のようだったので、名前はSunちゃんです。

そもそも彼がなぜ我が家に来ることになったかと言うと、とある山奥でスーパーのビニール袋に3匹の仔犬が入れられてきゅーきゅー鳴いていたところ、奇特な方がレスキューしてくださり、我が家がココアの時に使っていた動物病院に保護され、そこから我が家に連絡が入り、うちにやってきたというわけです。 

現在彼は6歳になりましたが、まだまだ甘えん坊でやんちゃです。ドイツのとてもよく躾けられた犬たちを見るにつけ、うちの犬の躾の甘さに頭を抱えたい思いですが、それでも溺愛してしまう私は完全なるダメ親です( 私の母が彼にとっても母親なので、私は姉的位置なんです)

彼との出会いは自分にとって大きなきっかけとなりました。愛情を受けることなく死ぬまで虐待され続ける犬、ある日突然捨てられわけもわからないまま殺処分されてしまう動物、それから目も開かないうちにガス室に送られる子猫たち、まだまだ日本にはそういうことが日常的に行われています。そういうことにフォーカスするようになったのは彼がうちに来てからです。

ご存知の方も多いかもしれませんが、ドイツにはTierheimというアニマルシェルターがあり、ここに収容された動物は殺処分されることなく、里親が決まるか、天国に召されるまでそこで暮らすことができます。

Tierheim

広大な敷地の中にいろいろな動物がいます

私が知る限り、日本でもアニマルシェルターはたくさんあり(あの狭いシンガポールですらあった!)、たくさんの方がボランティアに従事されています。ペットショップから“買う”のではなく、出来れば保健所やアニマルシェルターから引き取り、殺処分される不幸な動物がいなくなればいいですね。

Tierheim Berlin
Hausvaterweg 39
13057 Berlin
Tel. 030 / 76 888 0

http://www.tierschutz-berlin.de/index.php?id=10 (ドイツ語のみ)

あなたの声が雑踏に消えた。行かないで、そう言ったのだと私にはわかった。私は聞こえないふりをした。あなたは諦めたように笑った。


あなたの声が雑踏に消えた。行かないで、そう言ったのだと私にはわかった。私は聞こえないふりをした。あなたは諦めたように笑った。

あれは長崎にランタン祭りを見に行っていた時だと思う。  二人の若い恋人たちは、彼らの故郷のあまりの田舎振りを嘲笑しながら、通り過ぎて行く景色を眺めていた。彼らは住み慣れた東京を離れたばかりで、都会の日々に疲れながらも田園ばかりの風景をあきらめ...









あれは長崎にランタン祭りを見に行っていた時だと思う。 
二人の若い恋人たちは、彼らの故郷のあまりの田舎振りを嘲笑しながら、通り過ぎて行く景色を眺めていた。彼らは住み慣れた東京を離れたばかりで、都会の日々に疲れながらも田園ばかりの風景をあきらめをもって、もしくは愛情をもって受け入れるにはまだあまりにも若すぎた。 

JR肥前鹿島駅を通過した頃、どちらが言い出したのかもう忘れてしまったけれど、もしこの先2人が駆け落ちすることがあればこの駅から旅を始めようと言った。その駅は吹きさらしのとても古い駅で、昭和の匂いを漂わせるひなびた駅だった。人気のないさみしい感じがまさに駆け落ちにはぴったりだったのだ。地元で一番大きな駅は知り合いに遭遇する可能性があったし、最寄の駅は数年前に改装されて、田園の中で異彩を放つ近代的な駅にすっかり変貌していた。駆け落ちというドラマチックな人生を始めるには到底似合わなかった。 

「じゃあ駆け落ちの時はこの駅に集合ね」と言って若い2人は笑った。そんなこと、有り得る筈もなかった。彼らはまだ若く、恋が始まったばかりの2人の未来には希望だけが溢れていると信じていた。きらきらとした幸福の中にいて、祝福された2人に駆け落ちなんて絶望的な未来が起こるわけがなかった。恋人たちは楽しそうにスーツケースの中身を話した。イギリスのロックバンドのギターの音、フランス製の香水、ケニアの月の滝、握り締めた熱い砂、流れる星たち。何の役にも立たないものばかり。2人は、2人でいられればそれでよかった。行き先なんて、どこでもよかった。 


彼らは駆け落ちをすることなどなかった。 

その会話から数年後、女はスーツケースに自分の人生をすべて詰めて、一人でその場所を出た。スーツケースの中には希望なんてなかった。男は、女とは一緒に行けなかった。女はそこではもう生きてはいけなかった。男は、そこでしか生きていけなかった。

鹿島駅から向かう駆け落ちの目的地を、恋人たちはあの時話しただろうか?若い2人が辿り着くその場所のことを。

そこはあまりにも遠く、彼らは決してたどり着けなかった。

女はあの日飛び出した場所を時々思い出す。そしてやっと、思う。スーツケースには絶望だけ詰め込む必要は、もうない。生まれた場所の不愉快な湿気や、11月の空の青み、水を張った海のような田園の風景、繋がれた船、それから幼い2人の横顔、愛しいものをたくさん詰め込む。それらのものは、もう彼女を苦しめなかった。

外は灰色の世界、そして1日中雨・・・ こんな時昔だったら優雅にひたすら本を読んでいたんだろうけれど、部屋の片付けやら掃除、洗濯、料理、インターネットで情報収集、未来への計画、生活に追われる一日を過ごしてしまう。 小さい時から“本の虫”で、ずっと本を読んで1日を過ごせる人だ...

外は灰色の世界、そして1日中雨・・・

こんな時昔だったら優雅にひたすら本を読んでいたんだろうけれど、部屋の片付けやら掃除、洗濯、料理、インターネットで情報収集、未来への計画、生活に追われる一日を過ごしてしまう。

小さい時から“本の虫”で、ずっと本を読んで1日を過ごせる人だったのに、最近はまったく本を読まなくなってしまった。日本語の本を置いている図書館が遠いこと、情報収集はほとんどインターネットで出来ることが本を読まなくなった理由だけど、そういう大人にはなりたくないと思っていたのに、いつの間にかそういう風になってしまっている自分にがっかりする。 今日は雨でなんとなくセンチメンタルな1日だったからか、久しく読んでいない森瑤子さんの小説が読みたくなった。手元にないことが残念だ。



小説の内容は今回控えるけれど、19歳の頃初めて“情事”を読んだ時、大人の女の人ってなんだか悲しいな、でもその悲しさを傷として抱えていない人は美しくもなんともないな、というような感想を持ったことを思い出す。そういう女性を私は「美しい人」と思っていた。森瑤子その人のことであるように。

森瑤子に憧れていた19歳の小娘もいつの間にか31歳になってしまった。時代、それから既婚独身の立場は違えど、30代女性の、終わりのない鈍痛のような葛藤は私にももうわかってしまう。
19歳の頃は森さんの書く派手で洗練された世界に憧れていただけだったけれど、今読むとどういう気持ちになるのかな。日本に帰ったら是非読んでみよう。

See you tomorrow...X














See you tomorrow...X