海外で暮らしたいと思いながらも、ワーキングホリデーや留学以外では外国に長期滞在するのは難しいと思っている方も多いですよね。 私もそうでした。実際に私はスペイン→留学、オーストラリア→ワーホリ、シンガポール→就職、ドイツ→ワーホリ、就職を経て今年の6月に無事にフリーランスビザが...

海外で暮らしたいと思いながらも、ワーキングホリデーや留学以外では外国に長期滞在するのは難しいと思っている方も多いですよね。

私もそうでした。実際に私はスペイン→留学、オーストラリア→ワーホリ、シンガポール→就職、ドイツ→ワーホリ、就職を経て今年の6月に無事にフリーランスビザが取れました。
 
 今回は自身の記録も兼ねて、フリーランスビザの取得準備について書いてみたいと思います。ドイツでビザ問題を抱える誰かの役に立てれば幸いです。


■ドイツ・フリーランスビザ取得の前は何ビザだったの?

余談として書いておきます。

私の場合は、2013年7月にまず観光ビザでドイツに入国しました。ドイツのワーホリビザはドイツ国内で取れるので、私は日本で取得せず、ベルリンでワーホリビザを取得することにしました。

ワーホリで滞在している間にベルリンで仕事が見つかり、2013年の11月から現地企業で働き始めました。この時はまだワーホリビザでしたが、半年も経たないうちに外人局(Ausländerbehörde) にて就労ビザに切り替えることになります。 

ドイツで就労する場合、最初から期間制限なしの契約をもらえる場合と、最初の2年は1年ごとの更新、2年が経つと期間制限なしの契約をもらえる場合があります。私の場合は後者です。  

私は2014年の2月にワーホリビザから前会社で働くための就労ビザに切り替えましたが、最初の1年目は2014年11月までしか契約がなく、まずは2014年2月から11月までの9か月間のビザをもらい、11月のビザの更新で、2016年の2月までのビザをもらいました。

本来であれば会社の契約は2015年の11月までだったのでビザもその期間発給されるはずですが、なぜか4ヶ月余計にもらえました!

通常会社を辞めた時点でビザが失効しますが、私の保持していたビザは即失効ではなく、ビザが発給された2月までは有効とのことでした。会社を辞めた11月から2月までの4ヶ月の間にフリーランスのビザに向けて準備することができたので、これは本当にラッキーでした!おじさん(あの時の外人局の担当の人)、ありがとう!

 日本大使館に問い合わせても「即日失効です」と回答があり、同じ時期に別の会社を辞めた人のビザは即失効だったりと、保持するビザによっては即日失効タイプのものもあるので、外人局にお問い合わせすることをお勧めします。


■フリーランスビザの準備は何をすればいいの?

というわけで、まずは外人局の予約がないことには前へ進みません。 
 
予約はここから。

Ausländerbehörde
http://www.berlin.de/labo/willkommen-in-berlin/termine/#welche

注意事項は、とにかく予約が取れないこと!

ビザ失効ギリギリで予約を取ろうとしても、予約は数ヶ月先ということになってしまい、その間にビザが失効してしまう!という恐ろしい事態にもなりかねません。ビザの更新をしたい日から逆算して3か月程前には空いている日がないかチェックしておきましょう。  

実際に持って行った書類たちはこちら!

1.パスポート

2.パスポート用の写真(3,5 x 4,5 cm)

3.ビザ申請書  (Antrag auf Erteilung eines Aufenthaltstitels)

4.履歴書 
私は英語で持っていきましたが、余力があればもちろんドイツ語に直した方がよいです。
 
*5.健康保険
私は雇われていた時にTechniker Krankenkasse(TK) というドイツの公的保険に入っており、現在もTKを使っています。

ですが、フリーランス用の保険費用は月250EURと高額のため、現在はKSKというアーティストのためのお得な保険に切り替える手続きをしています。私の場合は、すでに3年ドイツにいるので旅行保険の対象外ですが、ドイツに来たばかりの人はドイツの旅行保険に入っている人も多いです(例:Hanse Merkur) 。 

*6.家の契約書または権利書 

7.大学の卒業証明

8.住民登録(Anmeldebestätigung)

9.モチベーションレター 
なぜドイツでビザを取る必要があるのか、私の仕事がどのようにドイツと関係していて、どのようにドイツに貢献できるのかをアピールします。ここは熱意が大事!


ほとんどの書類は英語で持っていきましたが、このモチベーションレターだけは友達に頼んでドイツ語訳してもらいました。 

10.ポートフォリオ 
ライターの場合いらないかな?と思いましたが、念のため。私はウェブで掲載された記事をスクリーンショットで撮って、A4の紙に2枚ほど出しました。 

11.3年間の収入見込み (Ertragsvorschau)
これはテンプレートがあるので、それに書き込むだけ。

12.貯金残高
私はドイチェバンクの残高(オンラインバンキングでプリントアウト可)と、日本の口座をユーロ建てにして残高証明を出しました。

*13.推薦状 5枚ほど 
これが一番手間がかかりました!クライアントの方に、「ライターといつどこで出会い、今までどのようなことをして、今後はどのようなことを一緒にして、いかなる報酬が発生するか」をお伺いし、それをうまく文章にして、英語なり、ドイツ語なりで作成し、サインを頂きました。  

*14.契約書 2枚  

もし契約書があれば持って行ったほうがよいでしょう。
 

私はモチベーションレター以外はすべて英語で書類を作りましたが、ドイツ語で作成するに越したことはありません。 


■ビザ取得当日は何を聞かれたの?


-健康保険
担当の人は書類にはすべて目を通していたようですが、私の場合は仕事内容についてはほとんど聞かれず(モチベーションレターのおかげ??)ひたすらに健康保険が問題でした。

実は6月の申請は二度目。一度目の申請の時に、会社員からフリーランサー用の保険に切り替えた証明ができないと言われ仮ビザを出されていたのです。

2回目はばちっと切り替え証明を持参したのですが、まさかの一言。

「支払いの金額がわからない」 

この一言で、顔面蒼白。まさかの出直し・・・?と頭をよぎりましたが、担当の人がTKに電話をかけてくれ、TKが速攻でファックスを送ってくれたので、事なきを得ました。

ほんと、危なかった・・・。 

―家の契約書 
家に関しては、住所登録さえあればいいだろうという軽い気持ちで、念のためWG(アパートシェア)の契約書を持参しましたが、ここでもまさかの一言。

「これってだたのWGの契約書でしょ?実際に家を借りている人の契約書か権利書じゃないと意味がない」 と言われ、また出直し・・・?と思いましたが、「次回は持ってきてね」ということで終了。ほっ。

- 推薦状と契約書

私は推薦状を数枚持っていきましたが、「これって金額が書いてないじゃない。金額がはっきりわかる書類はないの?」と尋ねられました。私は契約書を持っていっていたので、具体的金額を提示したら納得してくれました。ただ契約書だと収入が具体的なため、場合によっては「全然稼げてないじゃない!」と突っ込まれる可能性もあるので注意が必要です。


と、私の場合はあまり仕事については聞かれず、ひたすらに保険が問題でした。

とは言っても、必要書類も当日聞かれる内容も担当の人によりますので、私のケースは一例でしかなく、他のブログを読むなり、人に聞くなりしてなるべくたくさんの情報を聞いた方がよいでしょう。 


■ビザ取得後は何をすればいいの? 

そういうわけで、私は2年間のビザが取れました!

ビザが取れたら、税務署に行って税番号(Finanzamt)を取ります(今、番号が郵送で届くのを待っている最中です)。 

長くなってしまいましたが、この情報が誰かの役に立てば幸いです。

Good Luck!

先日イタリアへのバケーションから帰ってきた。 数日前は燦々と輝く太陽の下で肌をこんがり焼いていたのに(毎年毎年、お肌に悪いので今年こそやめなければ、と思うのだけれど、毎年結局やめられない)、今日は曇り空の下にいる。 昨日の夕方、雨が降りだして、散歩からの...



先日イタリアへのバケーションから帰ってきた。

数日前は燦々と輝く太陽の下で肌をこんがり焼いていたのに(毎年毎年、お肌に悪いので今年こそやめなければ、と思うのだけれど、毎年結局やめられない)、今日は曇り空の下にいる。

昨日の夕方、雨が降りだして、散歩からの道のりをずぶ濡れになって帰ってきた。天気予報を見ていない私が悪いので、私には不平を言う資格がない。

それに、私は雨が好きだ。特に7月の雨は日本の梅雨を思い出させる。梅雨に悪い思い出がほどんどないのは、私が勝手に梅雨や雨をロマンチックなものと捉えているからだろう。

自営業となり、濡れながら会社に行かなくて良くなった今ではなおさらだ。ベルリンのアルトバウ(ドイツ語で“古い建物”のこと。主に戦前に建てられた建物のことを指すらしい)の素敵な窓から、うっとりと雨の風景を眺めている。 

特にベルリンのこの季節の雨の日が好きだ。今の季節、ベルリンには緑が溢れていて、その緑たちが雨でさらに生き生きとして見えるのだ。

イタリアから帰ってくる時、今回は運よく窓際の席を与えられ、飛行機が降り立つ際にベルリン近郊の町を眺める機会に恵まれた。そこで改めて感じたのは、ドイツの緑の多さ。

イタリアの中でも南部に入るサルデーニャにいたせいか、ドイツの緑がいつもよりも目に染みた。しかし、ただの緑ではない。そのほとんどが森だった。

さすがにベルリン市内は都会なので、緑が多いと言っても森と言うほどではないし、私が上空から見ていたのがどの街にあたるのかよくわからないけれど、上空から街を見渡すと、大昔のドイツ人たちいかに森を開拓して街を作り、家を建てたかということがよくわかった。

ドイツ人らしいなと思ったのは、必要以上の伐採をせず、家や街のスペースのみ伐採していたことだった。しかし調べてみると、ドイツでも200年程前環境破壊が盛んに行われた過去があり、その反省から今では自然の保護に力を入れているんだとか。 



今、私の部屋から見える、中庭にしては多すぎる本数の木たちももしかしたらかつての森の名残かもしれない…と、得意の妄想で楽しむのだった。かつて森に属していた木だったにせよ、人工的なものだったにせよ、戦後新たに芽吹いた命である可能性が高いけれど。


木々が鮮やかな緑を保つのも残りわずか。もうすぐ色づいて、そして散っていく。

北国の短く美しい夏を、皆さん楽しんで。